県教委、県文化財4件を指定 「予章記」や「大型器台」
愛媛県教育委員会は23日、県庁で3月定例会を開き、県文化財保護審議会から答申のあった伊予国守護・河野氏の家譜「予章記」と、弥生時代の儀礼用土器「大型器台」(3件)の計4件を県有形文化財に指定することを決めた。3月末までに県報で告示される見込みで、県指定有形文化財は138件となる。
予章記は神代から応永元(1394)年までの河野家の歴史を叙述する家譜で、原本は確認されていない。伊予国の歴史を解明する重要な史料の一つ。
指定されるのは西条市北条の長福寺に伝来する写本の予章記と、河野氏の子孫である禅僧南明東湖が書き写したことを記した「附(つけたり) 紙本墨書南明東湖由来書」。この由来書きから、慶安年間(1648~52年)に筆写で、全国に残る写本と比較しても極めて古い時代のものとみられる。
県教委、県文化財4件を指定 「予章記」や「大型器台」
愛媛県教育委員会は23日、県庁で3月定例会を開き、県文化財保護審議会から答申のあった伊予国守護・河野氏の家譜「予章記」と、弥生時代の儀礼用土器「大型器台」(3件)の計4件を県有形文化財に指定することを決めた。3月末までに県報で告示される見込みで、県指定有形文化財は138件となる。
予章記は神代から応永元(1394)年までの河野家の歴史を叙述する家譜で、原本は確認されていない。伊予国の歴史を解明する重要な史料の一つ。
指定されるのは西条市北条の長福寺に伝来する写本の予章記と、河野氏の子孫である禅僧南明東湖が書き写したことを記した「附(つけたり) 紙本墨書南明東湖由来書」。この由来書きから、慶安年間(1648~52年)に筆写で、全国に残る写本と比較しても極めて古い時代のものとみられる。